『劇場版モノノ怪 唐傘』が7月26日(金)より全国公開され、大ヒット上映中。根強い人気を誇るテレビシリーズの完全新作劇場版が、好調なスタートを切った。公開初日の26日は、劇場での上映スタート前から「モノノ怪」というワードがXでトレンド入りし、その日の上映すべてが終了した後の夜中までトレンドに残り続けた。金曜日の平日ながら、午前中の回から公開を待ちわびたファンが全国の劇場に駆けつけ大いに賑わい、満席回が続く劇場もあった。ファンの期待と想像を超える作品の仕上がりに、終日にわたり絶賛の声が多く見られた。

また、7月28日（日）には、『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』の公開が2025年3月14日（金）に決定した事、そして全三章構成のプロジェクトである事が公式に発表された。同日に、カナダ・モントリオールで開催中の「第28回ファンタジア国際映画祭」で、本作が最優秀長編アニメーション賞にあたる今敏賞を受賞したという発表もあり、国内にとどまらず、海外でも評価された本作の今後の動きに期待が高まる。

さらに、１週目に配布した来場者特典「薬売り描き下ろしビジュアルカード」が好評だった事を受け、２週目の来場者特典の配布が決定した。8月2日（金）より配布となるのは、薬売りがモノノ怪の侵入を阻むために使用する御札のステッカー。デザインは3種類あり、ランダムで配布する。先着数量限定、『劇場版モノノ怪 唐傘』の上映劇場で実施される。

観客に様々な解釈の余地を与えてきた『モノノ怪』だが、初の劇場版は情報量が桁違い。薬売り役の神谷浩史も完成前の本編を3回鑑賞し、「観れば観るほど解像度が上がるフィルムです。すべてをセリフで説明している物語ではないので、2回3回と観ることによって物語の全貌がわかるようになっています。すべての絵、芝居、目線、アイテムにヒントが散りばめられていて、必ず答えに辿り着くはずです。自分の人生や心が豊かになる作品です。」と舞台挨拶で話している。キャラクターに集中していると見逃してしまいそうな背景の絵に隠されたメタファーや、さりげなくちりばめられた伏線などを見つけることも本作の楽しみ方のひとつ。ぜひ何度も劇場に足を運び、様々な角度から考察して欲しい。そして中村監督が、映画館での鑑賞に見合うよう設計したという映像、音響、そしてアトラクション的な楽しさも目指したという『劇場版モノノ怪 唐傘』をスクリーンで。

大ヒット上映中！